Exterior

 住宅というよりは工場や店舗のような外観をイメージし、ガルバリウム鋼板の屋根

と外壁で仕上げた。屋根には黄色のラインを入れてアクセントに。

 

玄関は厚みのない透明な庇を吊り下げるように取り付けることで軽快にしつつも、

建物の周囲に砕石を敷くことで、落ち着いた雰囲気を持たせている。


Structure

 

在来軸組工法で木材を厳選し

 

大き目の桁や梁を使った。


一人ではなく

 

大勢の人たちの協力によって

 

ひとつの家を組み建ていく。



Entrance

天井には、協力してくれた業者の皆の名札を貼り、

上棟でかざった鬼門に向けて射る矢を記念として見せた。

在来軸組工法大工のこだわり

 

玄関ホールには子どもが喜ぶ仕掛けがたくさん。

 

ハシゴを登って吹き抜けの大空間に架けられた梁の間を渡っていける。

 

高い場所にもあえて手すりを設けず、危機管理能力や体幹を鍛えることも目指した。

 

ただ遊ぶのではなく、床や壁の材質をかえることで、見て触れて楽しめるようにも工夫している。



LDK

キッチン、ダイニング、リビングをひとつの大きな部屋にし、

さらに上を吹抜にすることで、開放的でゆったりとした心地よい場所に。

彫込み模様を入れた梁や廻縁をアクセントにして、

空間が間延びしないよう引き締めた。


2F

 

玄関ホールから2階へはひとつの空間でつながっているが、

 

雰囲気を変えることで空間を分けた。

 

 

良い家、丁寧な家というだけではなく、

 

面白い家作りを目指す。